竹かごや 市川商店

富山県 藤箕「実用箕」 水車箕(すいしゃみ)

富山県氷見市では昔から藤箕づくりが盛んでした。
現在では、その箕作りの技術は国の重要無形民俗文化財に指定されています。

大正時代の全盛期にはこの地区で年間10万枚も生産していたという記録が残っています。
かつては数軒を除くすべての家が藤箕づくりに従事していたと言います。
昭和30年頃まで同地区の生産業として盛り上がっていたそうです。

現在では、生産者の高齢化などもあり、生産量は減少していますが、
実用的な箕以外にも縁起物である箕を「福箕(ふくみ)」として、関西方面に出荷しています。

実用的な箕は今でも北海道地方やその他の地方で、
お米を干す時に使われたり、種じゃがいも等の穀物収穫や選別工程で使われたりしています。

氷見の藤箕で実用箕は4サイズあります。
その中でもこちらは実用では二番目に大きい「水車箕(すいしゃみ)」です。
写真の手前にある小さいものは福箕の一つで、
実用の箕は後ろの4枚重なっているものです。


「水車箕」という名前は特徴的な名前ですが、
昔、水車の力を使って、精米等していたことから由来するのかもしれません。
その精米時、籾と白米の選別で箕を使っていたことも関係していると考えられます。

材料は様々な植物を使っています。
縦は藤がメインで桜の皮が補強&色やデザインのアクセント、横を矢竹で編んでいます。


矢竹は11月に地元で採取。
ニセアカシアは自分の畑で育てたものを12月に。
藤は7月と10月に能登の方へ。

能登の方で材料採取については加賀藩政期に役人から藤箕の献上を申しつけられ、
その出来ばえを賞賛されたことを契機に毎年献上し、ついには藩内での藤蔓(ふじづる)等の
材料収集に特別の保護を受けていたと伝えられています。

最初は比較的丸まっていますが、時間の経過とともに、
矢竹の力で少しずつ開いてきます。


縁は山漆でしたが、現在はニセアカシアを2本使い、
それを藤の皮でがっちりと巻いてあります。
ぎっちりと藤の皮がまいてある為、本来の素材の感触が楽しめます。


編み目は比較的広めです。隙間はほとんどありません。


80代のご夫婦が作られており、旦那様が材料づくりと縁巻などの仕上げ。
奥様が編みの部分をご担当されています。


編組品の力というものが存分に楽しめます。
店舗のディスプレイにしても、お客様の目をひきつけるにはとてもいいと思います。
飾って愛でているだけでも、十分ですが、この実用箕はぜひ使っていただきたい一品です。
畑仕事や庭仕事、はたまた煎ったものを冷ましたり、野菜を干したりと、
実用性には非の打ちどころがないの完成度です。


いわゆる他の産地でいう一斗サイズです。
サイズが大きめの商品ですので、
目安とはなりますが、よく表示サイズをご確認ください。


サイズ/重量
約56x55x高さ16cm/1170g

天然素材を使った職人手作りの為、一つ一つの形・風合い・色味が若干異なります。
予めご了承いただいた上でご購入いただけると幸いです。表示サイズ、重量などは目安となります。

お取り扱いについて
・ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
・水に濡れたらカビが生えないよう、できるだけ水を切り、できればふき取り、
 日陰の風通しのいいところで乾かすようにしてください。

販売価格 12,000円(税込12,960円)

市川商店 竹かごや

店舗について

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tel :03(3801)5898
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