竹かごや 市川商店

福島県くるみ 手提げ(市松) 30cm 内布付

福島県の会津地方の中心地、会津若松市を超えてさらに新潟方面へ向かうと、
奥会津と呼ばれるエリアがあります。
このエリアは「山紫水明」という言葉がふさわしい、深い自然が残っているところです。

冬は雪深く、その土地での冬の過ごし方はさまざまな手仕事と共にありました。
昨今はその手仕事が見直され、町をあげて奨励し、盛り上げる動きもあり、
再び多くの人が編み組み細工に関わるようになっています。

その中でも山ぶどうの蔓やくるみの樹皮を使った編組品(へんそひん)は、
元々、丈夫なことから山仕事における道具として使われていました。
ナタなどの刃物やそれを研ぐ砥石の入れ物にしたり、
収穫したものを運んだりする山仕事のかごでした。

最近では手提げなどを中心にさまざまな種類のかごが
編まれるようになっています。

こちらは鬼ぐるみ(おにぐるみ)の樹皮を使った手提げです。
鬼ぐるみとは「山ぐるみ」とも呼ばれ、いわゆる食用の固い皮を持つあのくるみです。
実は割って食べられて、樹皮は細工をしてかごになる。
竹と同様で、無駄が少なく、人間の暮らしを助けてくれている植物の一つです。

材料の採取は福島県の方では5月の連休の頃が最適で、
3〜4年の若いくるみの木を使用して作っています。

刃物で根元から先の方まで切れ目を入れて、樹皮をはがしていきます。
はがした樹皮を2〜3週間しっかりと乾かして保存しておきます。

くるみは表皮が白っぽく、内側が焦げ茶色をしています。
その色の違いを利用し、模様を作り上げています。
このかごは縦横のシンプルな編み目の「市松模様」です。


持ち手との接続部分は3箇所で留められており、揺れが少ないタイプです。
手の動きについてくるような感覚です。置いたときにもフォルムが崩れません。


口部分は丸みのある小判型で、中には内布がつけてあります。
縁の内側に編みこまれて取り付けられています。
片側にのみ、小物を入れるポケットがついています。


中の荷物が見えないよう、口の部分を覆う布「かぶせ」もついていますので、
人目が多いところでも安心して持ち歩きができそうです。


横幅30cmと比較的小ぶりですが、元々山仕事で使われていた材料のため、
たくさんの物を入れても大丈夫です。
くるみの樹皮はぶどう蔓同様に人の手脂で艶が出てくるので、
丈夫で長くお使いいただくとともに、経年変化を楽しめます。


くるみ特有の色味から、どこかあたたかみが感じられ、
季節を問わず、オールシーズン使えそうなくるみの手提げです。



サイズ/重量
約30x11x高さ20(取っ手付き高さ33)cm/510g

天然素材を使った職人手作りの為、一つ一つの形・風合い・色味が若干異なります。
予めご了承いただいた上でご購入いただけると幸いです。表示サイズ、重量などは目安となります。

お取り扱いについて
・ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
・水に濡れたらカビが生えないよう、できるだけ水を切り、できればふき取り、
 日陰の風通しのいいところで乾かすようにしてください。

販売価格 56,000円(税込60,480円)

市川商店 竹かごや

店舗について

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