竹かごや 市川商店

大分県 茶こし 中

大分県には日本で今やほとんどなくなってしまった
竹職人を育成する機関「竹工芸・訓練支援センター」があります。
別府市が竹細工では昔から有名で、数多くの職人がこの地から、
竹の世界へ飛び込んでいます。

その大分県では、新しい人材が竹の世界へ飛び込む一方、
昔から、生活道具の部類に入る竹細工を長く続けている方々もいます。
ほとんどの方がご高齢になられ、続けていらっしゃる方もごく少数になっていますが、
今でも昔と変わらない生活の道具を作られています。

こちらは、その中でも、緑茶や紅茶等の茶葉を漉すための道具「茶こし」です。
その名の通りですが、茶葉をこの「茶こし」の中に入れ、お湯を注ぎます。
竹は熱や一時的な水に強いだけでなく、金物類に比べ熱伝導率が低いため、
熱湯を注いだとしても、持ち手が熱くて持てなくなることはありません。

かご部分は竹で編んであり、縁と持ち手部分、補強の十字は籐(とう)が使われています。
底は大分県ではよく使われる編み方「菊底編み(きくぞこあみ)」という技法です。


細くした竹ひごを縦骨に規則的に編んでいきます。大変繊細な仕事です。


茶こしは3サイズあり、こちらはその中でも真ん中の中サイズです。(写真中央)


持ち手を持って、コップなどの入れ物の上から注いでもいいですし、
もう少ししっかり味を出すのであれば、茶こしごと入れ物に入れてしばらく置いておいてもいいです。
こちらは上部内径8cmほど、底部内径5cmほど、高さ9cmほどのマグカップに入れた様子です。


このくらいの大きさのマグカップであれば、すっぽりすべて茶こしが入ります。
茶葉を入れて、上から注ぎ、少し浸しておくことも問題なくできそうです。

こちらは上部内径8cmほど、底部内径5cmほど、高さ7cmほどのフリーカップに入れた様子です。
高さは少し頭が出ていますが、茶こしの下部は底についています。


最近では、この茶こしにコーヒーの紙フィルターをセットして、
コーヒーを入れる方もいらっしゃいます。
竹の風味も加わって、新しい味が楽しめるかもしれません。

使い終わったら、かごをひっくり返し、水を流しながら、
外側からたわしでシャカシャカと水洗いしてもらえると、茶葉も落ちていきます。
洗剤は油物など入れなければ、通常は不要です。

中サイズや大サイズはみそ汁を作るときの味噌こしとして使ってらっしゃるお声も多く聞きます。

また、ぬか漬けをご自身で作られている方には、「ぬか床の水抜き」にこちらが使えます。
ぬか漬けをしていると必ず野菜から水分が出てきて、過剰になるとぬか床が水っぽくなってきます。
そこで、この茶こしをぬか床に埋めておくと、かごの内部に水が溜まっていきます。
そこにキッチンペーパーや布巾などを入れれば、吸い取れますし、
出た水も栄養分が多いので、何かに活用する場合は小さいレードルなどを使えば、
ぬかを足すことなく、水を取り出すことが可能です。

もともとはぬか床の水取りには「水取りざる」という専用の小さいかごが作られていましたが、
残念ながら、今現在は生産している方がほとんどいなくなっている状況です。
そのため、この茶こしを代わりに選んでいかれる方もいらっしゃいます。

この茶こしには持ち手がついているため、どうしても邪魔で不要の場合は適当なところで、
切っていただければ水取ざるとして、お使いいただけます。
(弊店では持ち手を切ることはいたしかねます。ご購入後、お客様ご自身でお願いいたします。)

このような小さいざるは作るのに、大きいものより、手が入りにくかったり、
ひごが繊細だったりして、編みにくく、価格も高くしにくいため、
職人の多くは作りたがらない傾向にあります。
こちらの茶こしは高齢の女性が昔からの仕事を続けてくださっています。

名前以外にもたくさんの使い方ができる竹の茶こし、
ぜひ、貴重になっている手仕事の一つ、
日々の暮らしの中で、楽しんでみてくださいね。



サイズ/重量
ざる部分:約直径8x高さ9cm 柄付全長17cm/20g

小さく繊細な商品のため、少々のひご折れや少々すき間が開いているもの、
ざる部分のゆがみやたわみ、持ち手接続部分のひび割れ、細かいひげなどがございます。
商品使用にあたり、問題がないものに関しては、通常通りお届けいたします。
あらかじめご了承いただけると幸いです。

天然素材を使った職人手作りの為、一つ一つの形・風合い・色味が若干異なります。
予めご了承いただいた上でご購入いただけると幸いです。表示サイズ、重量などは目安となります。

お取り扱いについて
・ざるは縁から壊れやすいので、洗い終わった後に縁をたたきつけたりしないよう、
 お気をつけください。
・ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
・水に濡れたらカビが生えないよう、できるだけ水を切り、できればふき取り、
 日陰の風通しのいいところで乾かすようにしてください。

販売価格 1,100円(税込1,188円)

市川商店 竹かごや

店舗について

〒116-0003
東京都荒川区南千住2-28-8
tel :03(3801)5898
fax:03(3801)5917

店舗営業日:毎週金曜、土曜日 店舗営業時間:11:00-17:00

火、水、木曜は店舗はお休みですが、 電話やメール対応いたします。

また、卸先のお客様も火、水、木に お越しいただきますようお願いいたします。
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