竹かごや 市川商店

茨城県真竹 塩かご

大相撲をご覧になったことがあれば、
塩をまく力士の姿がすぐにご想像いただけると思います。
その力士は塩をこの「塩かご」から、手に取り、土俵にまきます。

大相撲はその昔、その年の収穫を占う一つの儀式として行われていたとされています。
その歴史は古く1500年以上前に遡ります。
塩をまくことにはこれから相撲を取る神聖な場を清めるという意味があり、
また、どこまで効果があるかはわかりませんが、
相撲の性質上、擦り傷の多い力士への消毒の意味もあったそうです。

そのいわば、長く続いてきた伝統文化のまさに一端を担っているのが、
この竹で作られた塩かごです。

形は昔の寸法で七寸(約21cm)×七寸(約21cm)の正方形で高さは10cm程度。


当店では、まさに現在大相撲で使われている塩かごを作っている職人に、
このかごをいただいてきております。
全国のすべての場所で現在のこの職人のかごを使用しているかはわかりませんが、
多くの大相撲の土俵でこの職人の作ったものが使われているはずです。

この塩かごがいつからこの形として、この竹をベースとして、
縁巻きは籐(とう)になったのか、はっきりしたことはわかっておりません。
籐(とう)自体は日本ではほとんど自生しておらず、
竹細工で使用するそのほとんどをインドネシアから輸入しています。

ですから、もともとは塩かごも竹だけですべて仕上げられていたかもしれませんし、
はたまた籐とは別の素材を使って、仕上げられていた可能性もあります。
これは現在作っている職人も先輩から受け継いだときにはこの形だったため、
元来の塩かごの形などの歴史については、詳しくわからないとのことでした。

この大相撲でも使われる塩かごのつくりは、
小さいかごとはいえ、丈夫さに重きがおかれている作りです。

このかごの大きさにしては、縁のひごも厚めに、幅も広くとられていますし、
縁の上にもう一つ細い竹がぐるりと回されていて、
そこに籐がすき間なく、ぎっちりとまかれています。


さらに縁を持った時、重さで抜けないように、
各面に二本ずつ籐が底を回って吊ってあります。
縁が合わさるところには業務用ならでは、簡潔に釘が打たれています。


この小さめなかごのサイズでこういった丈夫な作りをするのは、
使われる場面がはっきりした独特のつくり方といえます。

幕内力士からしか塩をまかないとはいえ、
一日の取り組みで45kg、千秋楽までで考えると650kgほどの塩をが使われているそうです。
そして、取り組みの中で、このかごに力士の体が当たらないとも限りません。
ちょっとやそっとではびくともしない作りがここにあります。

ご家庭での使用に引きつけて考えてみると、
このようながっちりとした正方形の小さいかごは現在少なく、
あるといろいろなものが入れられそうです。

ジャムや飲み物のビン・カン類のストックかごでも大丈夫ですし、
ハンカチやハンドタオル類をまとめておくかごとしてもよいサイズ感です。

日々使う、体温計や薬類や充電器類など細々したものを入れ、
リビングと寝室の通いかごにしてもいいですよね。
はたまた、お子さんのおもちゃや持ち物を
いくつかに分別して入れたりする際にも、使えそうです。
がっちりしてますので、お子さんが荒っぽく扱っても大丈夫ですよ。

21cm程度の奥行ですので、入れるものを分けて、
棚に並べて使うのもよさそうですよね。
皆さんの生活に合わせて、たくさんの使い方が見つけられそうです。

一見、竹のシンプルな四角いかごにも見えますが、
実は日本伝統文化を支えるこの塩かご。
本来の使い方はもちろんですが、
職人さんも人それぞれ自由な使い方を楽しんでほしいとのこと、
ぜひ、日々の生活に取り入れてみてくださいね。


<茨城県の竹職人>
茨城県には熟練の竹職人がまだ数人残っており、
後進の育成をしつつ、現在も仕事に取り組んでらっしゃいます。

かつて、竹製品が当然のように暮らしの道具であった時代に、
親御さんから受け継いだ方もいらっしゃれば、
東京の竹工所などでお仕事をされ、技術を磨いた方も多くいらっしゃいました。

昔ながらの職人気質が残っていながらも、
気優しい方が多く、弊店も大変お世話になっております。
そんな昔の職人さんは基本的には「何でも」作れる方が多く、
荒物から竹工芸まで竹細工の様々な「モノの作り方」をご存知です。


サイズ/重量
約21cmx21cmx高さ10cm程度/240g

天然素材を使った職人手作りの為、一つ一つの形・風合い・色味が若干異なります。
予めご了承いただいた上でご購入いただけると幸いです。表示サイズ、重量などは目安となります。

お取り扱いについて
・ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
・水に濡れたらカビが生えないよう、できるだけ水を切り、できればふき取り、
 日陰の風通しのいいところで乾かすようにしてください。

販売価格 10,000円(税込10,800円)

市川商店 竹かごや

店舗について

〒116-0003
東京都荒川区南千住2-28-8
tel :03(3801)5898
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スタッフはお店にいます。
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