竹かごや 市川商店

秋田県イタヤカエデ&藤 太平箕(おえだらみ)短冊掛け

昭和30年代、秋田県内でわかっているものだけでも
7箇所でそれぞれ箕が作られていました。

それぞれの地域で近くの農家に対して、取りやすい材料で使いやすい形の箕を作っていました。
その中でもこちらは現在の秋田市の大平黒沢地区で作られている太平(おえだら)箕です。
元々は「大江平箕」と書きました。

こちらはその実用的な箕からは少し角度を変えた箕です。
俳句などをしたためた短冊を飾るために特別に作られたものです。


職人さんの遊び心から作られたものですが、
元々は実用的な箕を作り続けた手から生まれたもの、
きっちりとした仕上がりになっています。


材料は横をイタヤカエデ、縦を藤(ふじ)で編んでいます。


実用の大きな箕と同様に、縁は根曲竹を当て、
イタヤカエデでしっかりと巻き、仕上げています。
これが太平(おえだら)箕だということをその仕上がりで伝えています。
ひっかけるための上部にある紐もシナの木の皮をよって作られています。


短冊を掛ける用にしっかりと根曲竹を短く細工したものが、
上下にあり、短冊が挟めるようになっています。


箕は福をすくう縁起物とされています。
短冊がなくても、壁に飾るだけで大変味わい深いものがあります。

長さのある他にはない形なので、ハーブ類の収穫や
折り曲げずに運びたい植物の運搬にも使われています。


<秋田県の箕づくり>
昭和30年代には県内7ヶ所でそれぞれ独自の箕が作られていました。

・大平(おえだら)箕・・・秋田市周辺
・雲然(くもしかり)箕・・・角館市周辺
・心像(こころやり)箕・・・大仙市周辺
・摩当(まとう)箕・・・北秋田市周辺
・三ツ又(みつまた)箕・・・横手市周辺
・馬場目(ばばのめ)箕・・・五城目町周辺
・笹子(じねご)箕・・・由利本荘市周辺

秋田市の大平黒沢地区では、
昭和中期の最盛期には地区内の120軒が箕づくりに従事し、
年間5万〜7万枚を生産していました。
月間各世帯100枚は作っていたとのことです。

当時は県外の青森県の農協や山形県の養蚕業関係の方からも
頼まれて納めていたこともあり、県外からの収入はお米の次がこの箕だったそうです。

現在は太平箕(おえだらみ)と雲然箕(くもしかりみ)の2地区のみ、
作り手がおり、太平箕の作り手はたったお一人となっています。


サイズ/重量
約52x19x高さ8cm/200g

天然素材を使った職人手作りの為、一つ一つの形・風合い・色味が若干異なります。
予めご了承いただいた上でご購入いただけると幸いです。表示サイズ、重量などは目安となります。

お取り扱いについて
・ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
・水に濡れたらカビが生えないよう、できるだけ水を切り、できればふき取り、
 日陰の風通しのいいところで乾かすようにしてください。

販売価格 14,000円(税込15,120円)

市川商店 竹かごや

店舗について

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