大分県には日本で今やほとんどなくなってしまった
竹職人を育成する機関「竹工芸・訓練支援センター」があります。
別府市が竹細工では昔から有名で、数多くの職人がこの地から、
竹の世界へ飛び込んでいます。
そのいわば、竹職人の輩出の地とも言える大分県から
柄が長いみそお玉ざるです。名前の通り、みそを溶く時に使うざるです。
同じ使い方のもので絵がもう少し短く、ざる部分が大きいものもあります。(写真右)
こちらは柄が細くて長く、ざる部分が小さいです。
とはいえ、味噌を溶くという目的には十分です。
熱い鍋から、手が遠くなるので、やけどの心配も減りますね。
特に目を見張るのは、
持ち手部分の竹をそのままざる部分の縦ヒゴにするところです。
縦の繊維が強靭な竹の特徴を生かした作りが光っています。
太い真竹からここまで細い「ひご」にし、それを編み上げる。
持ち手から、縁に至るまで竹で作られています。
さすがに持ち手の竹は細いので、ざる部分と持ち手をつなぐ部分には、
銅線が用いられ、しっかりとつなぎ留めています。
この一手間がこの道具を長持ちさせるポイントです。
また、持ち手の竹はすべて表皮を磨いており、
持ったときの軽さと手へのおさまりのよさが、とても気持ちよいです。
毎日のお味噌汁作りの味方になってくれることは間違いありません。
小さいなプチトマトやししとう、豆類をちょっと水洗いするのにもよさそうですね。
その他、出汁のパックを鍋から取り出したり、
取り出したい具材だけ汁から拾い上げたりと、
味噌を溶く以外にもかゆいところに手が届く使い方ができそうです。
サイズ/重量
ざる部分:約直径9x高さ4cm(柄付全長28cm)/40g
天然素材を使った職人手作りの為、一つ一つの形・風合い・色味が若干異なります。
予めご了承いただいた上でご購入いただけると幸いです。表示サイズ、重量などは目安となります。
お取り扱いについて
・ざるは縁から壊れやすいので、洗い終わった後に縁をたたきつけたりしないよう、
お気をつけください。
・ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
・水に濡れたらカビが生えないよう、できるだけ水を切り、できればふき取り、
日陰の風通しのいいところで乾かすようにしてください。