竹かごや 市川商店

新潟県くるみ 総外皮手提げ(あじろ編み)33cm 縦二本裏皮入り

新潟県と言っても、竹細工で有名な佐渡島もあれば、
本土の方は最北部は山形県に接し、
そこから南西部に向けて順に福島県、群馬県、長野県、富山県に接しています。
接する県の数や、県の幅の長さを考えただけでも、様々な文化がありそうです。

編組品(へんそひん)も接している他県と同様、長年取り組んでいる方がいらっしゃいます。
この方は昭和40年代より編組細工を作り始め、
「丈夫で使いやすい」を一番に、今も様々な材を使い、
かごに限らず、民具を作り続けていらっしゃいます。
この道50年になる職人さんが作ったかごは素朴な中にも
洗練されたデザイン性が潜んでおり、まさに「用の美」という言葉を連想させてくれます。

あけび蔓細工から始めた職人さんは
今や山ぶどう、くるみ、やまざくらなど様々な材を使いこなします。

その中でもこちらはくるみの木の外皮を表にして
あじろ編みという編み方で作られた手提げです。


材料の「山ぐるみ」は鬼(おに)ぐるみや姫(ひめ)ぐるみとも呼ばれますが、
いわゆる食用の固い皮を持つあのくるみです。

材料の採取は新潟県の山では5月〜6月上旬までが最適とのことで、
それを過ぎると、きれいな表皮がはがれてきてしまうのだそうです。
3〜4年の若いくるみの木を使用して作っており、
材料選別には特に気をつけられています。

くるみは表皮が白っぽく、内側が焦げ茶色をしています。
このかごはほとんどを表皮のみが外側に来るように、
しかもそれをすき間なくきっちりと細めのひごであじろ編みで仕上げています。
そこに裏皮のこげ茶を外側に縦に2本、デザインで入れています。


このエリアのくるみは、少し切れ目を入れただけで縦の繊維に沿って樹皮がはがせるそうです。
はがした樹皮を1〜2週間室内で乾かして保存しておきます。
一度、乾燥させることは、
・樹皮の繊維をしめるということ
・虫から守る
という2点から大きな意味があるとのこと。

そして、編み始める前に水につけて柔らかくし、
寸法を決め、ヒゴとりをして、かごを編み始めます。

取っ手部分はとても丈夫なぶどう蔓を使用しています。


中には内布などは入っておらず、くるみの素材感が存分に楽しめます。
内側を見てその編み目の美しさは変わりません。


サイズ感はオーソドックスな手提げサイズで、
通常のおでかけであれば、十分な容量があります。
くるみの樹皮もぶどう蔓同様、人の手脂で艶を増します。

ほとんどを表皮を外側にして編んでいるかごにたった2本ですが、
裏皮を外側にもってくることで、また印象がぐっと変わります。

毎回、このような遊び心をもって、かご作りに取り組んでらっしゃる
御年80歳を越える職人さんのセンスには脱帽するばかりです。



サイズ/重量
約33x17x高さ21(取っ手付き高さ35)cm/400g

天然素材を使った職人手作りの為、一つ一つの形・風合い・色味が若干異なります。
予めご了承いただいた上でご購入いただけると幸いです。表示サイズ、重量などは目安となります。

お取り扱いについて
・ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
・水に濡れたらカビが生えないよう、できるだけ水を切り、できればふき取り、
 日陰の風通しのいいところで乾かすようにしてください。

販売価格 50,000円(税込54,000円)

市川商店 竹かごや

店舗について

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