竹かごや 市川商店

長野県根曲竹 ぼてかご(桑の葉入れ)

長野県戸隠で使われる根曲竹細工は、
ざる、びく、目かご(茶碗かご)、箕(み)の4つを代表的な細工としています。

その中で、代表的な箕と並ぶ道具と言えば、
こちらの養蚕業で使っていた桑の葉を入れるかご、通称「ぼてかご」です。

日本における養蚕業は長い歴史があり、
戦前は輸出のための養蚕の意識が強かったようですが、
戦後の昭和40年代頃には国内需要向けへ養蚕業を営んでいた地域も
多かったようです。

長野県においても、例外ではなく、
長野市周辺でも盛んに養蚕が行われていました。
その時にはなくてはならないかごがこちらのぼてかごだったのです。


実はこのかごも直径67cm、高さ28cm程度と十分大きいのですが、
産地の皆さんの話によると、このかごでも高さが通常の3分の1程度とのことで、
産業として桑の葉をどれだけ集めていたかということがわかります。

底は3本ずつ1セットにしたあじろ編みで組んで、始めています。
全て竹の表皮が内側に来るように編まれています。


あとはただひたすらに、規則的に「ござ目編み」という編み方で、
編み上げていきます。


縁は太い竹を二重に芯材としてぐるぐると当てて、
それをまた薄くした根曲竹で巻き留めています。


底には力竹(ちからだけ)を2本セットで3組通しています。


3分の1の高さとはいえ、現代においては十分な容量があります。


戸隠の竹細工は、産地で採れる根曲竹のみですべてを完結しています。
この混じりっ気のなさと潔さで、様々な生活道具、農具、民具を作り続けてきました。

このぼてかごは産地でももう作る方はいなくなっており、
今後作られる予定も現在のところ、ありません。

貴重な一品ではありますが、産地の方も弊店も、
誰かに使っていただくことで、
そのかごの真の存在意義が出てくると信じて、このようにご紹介しています。
ぜひ、桑の葉入れという名前にこだわらず、お使いくださいませ。


<長野県戸隠の根曲竹細工>
江戸時代初期から戸隠中社地区の人々の生活の糧として始まりました。
平地が少なく水田がない戸隠においては竹が年貢として特例で認められるほど、
暮らしと竹が密接に関わりあっていました。
明治時代から昭和中期にかけては養蚕業に隆盛に伴い、
蚕籠(かいごかご)等の需要が高まり、生産量、職人数ともに最盛期を迎えました。

国有林から伐採の権利を借りて、材料採取は行われており、
大切な資源保護のため、春のタケノコの時期には乱獲されないよう「筍番」を
竹細工生産組合の組合員が交代で行っています。

そうした採取された根曲竹を表面を磨き、四つ割りされ、皮と身を分けてひごにします。
びく、ざる、目かご(茶碗かご)、箕の4つが代表的な細工とされています。
仕上がりの美しさと丈夫さ、そして根曲竹独特の温もりを感じる実用品の数々は、
現代でも広く愛用されており、色味などが経年変化をする楽しみも味わうことができます。


サイズ/重量
直径約67x高さ28cm/1400g 

天然素材を使った職人手作りの為、一つ一つの形・風合い・色味が若干異なります。
予めご了承いただいた上でご購入いただけると幸いです。表示サイズ、重量などは目安となります。

お取り扱いについて
・ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
・水に濡れたらカビが生えないよう、できるだけ水を切り、できればふき取り、
 日陰の風通しのいいところで乾かすようにしてください。

販売価格 20,000円(税込21,600円)

市川商店 竹かごや

店舗について

〒116-0003
東京都荒川区南千住2-28-8
tel :03(3801)5898
fax:03(3801)5917

店舗営業日:毎週金曜、土曜日 店舗営業時間:11:00-17:00

火、水、木曜は店舗はお休みですが、 電話やメール対応いたします。

また、卸先のお客様も火、水、木に お越しいただきますようお願いいたします。
2019年5月
1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031
2019年6月
1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30
上へ