こちらは青い真竹に「みがき」をかけたひごで編み上げた盛り籠です。
真竹のみですべて仕上げています。
盛り籠(もりかご)とは、野菜や果物などを
文字通り、「盛っておく」かごです。
もちろん、それ以外のものを入れてもかまいません。
「四ツ目盛り籠」という名前の通り、底は同様にすべて磨いたひごを
四角形をかたどる「四ツ目編み」で編んであります。
底の内側に表皮の方を使っているため、
表面が滑らかで中に入れるものを傷つけにくいです。
裏返して底を見ると6本の力竹がしっかりと刺さっており、
たっぷりのものを入れても心配がないです。
縁は巻縁(まきぶち)仕上げと言い、
若くて柔らかい竹をひごにして、すき間なくこちらもきっちりと仕上げられています。
胴部分を編んでいるひごも均等でしっかりと磨き上げられています。
形状からすると、お茶碗やお椀などを伏せておく、椀かごとしても使えそうです。
高さもちょうどよく、上に向かって開いているので、食器が入れやすそうです。
もちろん、冷蔵庫に入れない果物や野菜を入れておくにも、
とても画になるかごです。
家庭菜園で採れた野菜等をここに入れて、
水をかけてこの籠の中でじゃばじゃばと洗ってもいいですね。
大き目の四ツ目編みの間から、泥や汚れは落ちていきます。
バランスの取れたサイズ感で、見ていて落ち着きがあり、
あめ色に深く変わっていくのが楽しみです。
<桐山浩実さんの籠づくり>
竹とつづらふじの材料取りから仕上げまでを一貫して行い、
サイズ感や使い勝手など細部にまで、信念をもって、大分県で籠を作り続けています。
力強さと洗練されたデザイン性を兼ね備え、
磨いた青竹とつづらふじを使用した完成度の高いかごの数々は
桐山さん独自の哲学から生まれています。
サイズ/重量
口部分直径約35cm
底部分23cmx23cm
高さ11cm/370g
天然素材を使った職人手作りの為、一つ一つの形・風合い・色味が若干異なります。
予めご了承いただいた上でご購入いただけると幸いです。表示サイズ、重量などは目安となります。
お取り扱いについて
・ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
・水に濡れたらカビが生えないよう、できるだけ水を切り、できればふき取り、
日陰の風通しのいいところで乾かすようにしてください。