竹かごや 市川商店

秋田県イタヤカエデ&藤 太平箕 木灰(あく)取り用

昭和30年代、秋田県内でわかっているものだけでも
7箇所でそれぞれ箕が作られていました。

それぞれの地域で近くの農家に対して、取りやすい材料で使いやすい形の箕を作っていました。
その中でもこちらは現在の秋田市の大平黒沢地区で作られている太平(おえだら)箕です。
元々は「大江平箕」と書きました。

農家で一番多く使われていたのが一番大きな一斗サイズですが、
こちらはそれよりはぐっと小さくなったサイズです。

現在、他には五升サイズ、さらに一斗サイズと大きなサイズがございます。

一斗サイズは農家の収穫時に業務用としての使われ方が多く、
五升サイズは一まわり小さい分、
家庭内において穀物を扱う仕事で使うことが多かったそうです。

そして、こちらのさらに小さいサイズは職人さんによると、
木灰(産地では「あく」と呼びます)を取ったり、運んだりするのに使われていたとのことです。


現在の秋田県南部の由利本荘市亀田地区で作られていた「ぜんまい織」では、
草木染の媒染(ばいせん)剤として木灰が使用されていたようで、
その木灰の運搬や流し込みにこの箕のサイズを使っていたため、
産地でこの名がつきました。

材料は横をイタヤカエデ、縦を藤(ふじ)で編みます。
きれいに面取りされたイタヤカエデと藤がよくかみ合い、
入れたものが詰まったり、漏れないよう、しっかりとすき間を埋めています。


縁は根曲竹を当て、イタヤカエデでぎっちりと巻き、仕上げています。


農家仕事をせずに、箕づくりだけで家族を支えてきた
この職人さんが作る太平(おえだら)箕はとにかく丈夫で美しい仕上がりです。


箕は福をすくう縁起物とされています。
農業をされていなくても、壁に飾るだけでも大変味わい深いものがあります。
補強と作った人の目印等の意味で桜の皮が入っているのもよいアクセントです。


現在、ご家庭で使う分には保管も含めてこのサイズが使いやすいサイズと言えます。
庭仕事では収穫物を投げ入れたり、運搬するときに使い勝手がよさそうです。
このサイズですととても軽いため、片手で簡単に扱えるのもいいですよね。

この箕を作る職人さんは
「箕という道具は、手で足りないものを補うもの」とおっしゃっています。
まさにそれをすぐさま感じられるサイズと言えます。

台所回りでは冷蔵庫に入れない根菜類や果物を入れておいてもよさそうです。
美しい白いカエデと藤の共演をお楽しみください。


<秋田県の箕づくり>
昭和30年代には県内7ヶ所でそれぞれ独自の箕が作られていました。

・大平(おえだら)箕・・・秋田市周辺
・雲然(くもしかり)箕・・・角館市周辺
・心像(こころやり)箕・・・大仙市周辺
・摩当(まとう)箕・・・北秋田市周辺
・三ツ又(みつまた)箕・・・横手市周辺
・馬場目(ばばのめ)箕・・・五城目町周辺
・笹子(じねご)箕・・・由利本荘市周辺

秋田市の大平黒沢地区では、
昭和中期の最盛期には地区内の120軒が箕づくりに従事し、
年間5万〜7万枚を生産していました。
月間各世帯100枚は作っていたとのことです。

当時は県外の青森県の農協や山形県の養蚕業関係の方からも
頼まれて納めていたこともあり、県外からの収入はお米の次がこの箕だったそうです。

現在は太平箕(おえだらみ)と雲然箕(くもしかりみ)の2地区のみ、
作り手がおり、太平箕の作り手はたったお一人となっています。


サイズ/重量
約36x36x高さ7cm/200g

天然素材を使った職人手作りの為、一つ一つの形・風合い・色味が若干異なります。
予めご了承いただいた上でご購入いただけると幸いです。表示サイズ、重量などは目安となります。

お取り扱いについて
・ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
・水に濡れたらカビが生えないよう、できるだけ水を切り、できればふき取り、
 日陰の風通しのいいところで乾かすようにしてください。

販売価格 14,000円(税込15,400円)

市川商店 竹かごや

店舗について

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