竹かごや 市川商店

山形県ぶどう蔓 細あじろ編 六角手提(布付)

東北地方の中でも南東北の西側、日本海に面する山形県。
その山形県の南部は、海には接しておらず、内陸に位置しています。
山が連なり、その山間に町が形成されてきました。
町のほとんどの面積を山が占めているような地域では、
冬になると雪も多く、農家の冬仕事として樹皮細工や蔓細工の文化が育まれてきました。

くるみに山ぶどう、あけび蔓にまたたびといった材料を加工し、
生活の道具や民芸品とし、昭和の最後の時代からは、
地域ぐるみで大切な技術を伝承しようとしています。

その中でもこちらはぶどう蔓を使った手提げです。
こちらは山形県と福島県の間に位置する吾妻山系の山ぶどうを使用して作っています。
山ぶどう蔓が採取できるのは、6月の湿気が多い時期のほんのわずかです。

数ある蔓細工の中でもぶどう蔓は耐久性がとても高く、
長く使えること、また、人の手の脂で艶が出てくることも大きな特徴です。

こちらはぶどう蔓の手提げです。
上から見ると、細長い六角形をかたどった珍しいフォルムになっています。


全体を細く薄くしたひごで、丁寧にあじろ編みを重ねて仕上げられています。


ごつごつとしたぶどう蔓からは考えられないほど、
細やかにすき間なくきっちりと編まれています。


縁の部分も全体の編み目同様、規則的に丁寧に一編み一編み留められています。


口部分の端部分を上から見ると、
緩やかに角度をつけていることがわかります。
なかなかこのような形を作るかごはありません。


持ち手との接続部分も雰囲気をそのままにきっちり留められています。
揺れが少ないタイプです。


内側も同様にすっきりとした仕上げになっています。
すっきりしすぎて不安があるくらいですが、
これが山で一番強いとも言われるぶどう蔓の強さなのです。


このようなタイプは置いたときにも、持ち手がピンと立つためフォルムが崩れません。
持ち手自体も太くないため、握りやすいです。
そして、このサイズのかごを持ち上げても、全く不安がありません。


内側には布が取り付けられています。
ポケットやかぶせはなく、シンプルに布が縫い付けられています。
中にものを入れるのには安心感があります。


かご部分の内側の大きさはB5サイズが横にすっぽりと入る程度です。
口部分の内寸は31cmx11cmほどで、底からの高さが23cmほどです。

このかごは内布がなくても、成り立つような完成度であります。
では、なぜ作り手の方は内布をつけたのか、思いを巡らせてみました。

ぶどう蔓を薄くひごにした場合、裏側はどうしても、表に比べると、
色が明るくなります。色が明るくなると、幾分印象が軽くなります。
しかし、この深い色の布を貼ることで、
表のある意味で重厚で落ち着いた印象が内側まで続くというところが
ポイントなのではないかと感じました。

材料作りはとても丁寧なので、内布がなくても、
中のものを傷つけるようなことは少ないです。
内布をつけた理由はむしろそのことよりも、
かごを見たときの印象を大事にしたのではないかと感じさせてくれる
落ち着きがあり実に上品な佇まいのかごです。



サイズ/重量
約33x13x高さ24(取っ手付き高さ37)cm/460g

天然素材を使った職人手作りの為、一つ一つの形・風合い・色味が若干異なります。
予めご了承いただいた上でご購入いただけると幸いです。表示サイズ、重量などは目安となります。

お取り扱いについて
・ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
・水に濡れたらカビが生えないよう、できるだけ水を切り、できればふき取り、
 日陰の風通しのいいところで乾かすようにしてください。

販売価格 95,000円(税込104,500円)

市川商店 竹かごや

店舗について

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そのほうがゆっくりとご相談できますので、勝手を申し上げて恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
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