竹かごや 市川商店

山形県シナノキ 花結び手提げ(てんご)小・大 2サイズ

日本海に面する山形県や新潟県は以前は出羽や越後という地名で呼ばれていました。
また、その山形県と新潟県を含む秋田県から越前福井あたりまでを羽越地方とも呼んでいます。

その羽越地方にあたる山形県と新潟県の県境のエリアでは
「しな織(おり)」と呼ばれるシナノキから作り出す織物が今現在も作られています。
沖縄の芭蕉布や静岡県のくず布と並び、代表的な古代織とされています。

発祥は平安時代にも遡るとも言われており、
全国各地で作られていましたが、木綿や絹の普及、
戦後の化学繊維の大量生産により、姿を消したものも多いです。

それでも今なお残っている古代布づくりは、
山里における大切な冬仕事という位置付けはもちろんのこと、
昔と変わらない技術で周辺の自然のものから作られる素朴さと温もりが、
人々を魅了し続けているからだと感じます。

しな織ができるまでの行程は大きく分けて10段階です。
6月にシナノキの選別・伐採から始まり、実際に織り機にかけるのは翌年の2月頃。
材料の下ごしらえに農作業との兼ね合いもありますが、半年もの時間があります。

しかし、そのような行程から生み出されたしな織には、
香りといい、風合いといい、えも言われぬ自然素材の魅力が詰まっています。

シナノキは日本全国に生息しているため、
岡山県のがま細工における「ヤマカゲ」や福島県の「モワダ」などと呼び名を変えて、
かご細工に使用されています。

そのしな織の技術で作られたかごを産地の言葉では「てんご(てご)」と言います。
元々はもう少し大きなサイズで水にも強い素材のため、
主に山仕事の際に重宝され、山菜・野菜などの収穫かごとして使われていました。

こちらは現代でも使いやすいサイズにした手提げです。
産地で「花結びてんご」と言われています。小と大の2サイズがあります。


両サイズとも、作りは同じです。


縒りがかけられた「しな糸」を使い、織機ではなく、手で全体を編み上げています。


七宝(しっぽう)編みやマクラメ編みという名前で知られる編みが連なっています。


縁には少し太めのよられた「しな糸」が使われています。


持ち手はその編み目を担う糸をそのまま持ってきているため、
簡単に抜けるようなことはありません。


全ての編み目が縁にたどり着いています。


持ち手部分、2つのサイズとも「しな糸」です。三つ編みにして持ち手を作っています。


側面の編み目から底部分は編み方が変わります。


糸の始末はかごの内側にあるため、外から見ると、すっきりとした仕上がりです。


それでは、2サイズを順にご紹介します。
こちらは小サイズです。かご部分の横幅24x奥行10x高さ24cm程です。


長財布を横にして入れるのに、十分な横幅があります。


荷物少なく、ちょっとしたおでかけにはちょうど良い大きさです。


こちらは大サイズです。横幅30x奥行12x高さ28cm程です。


いわゆる標準的なかごバッグのサイズです。マチも十分にあります。


このサイズでしたら、しっかりとした荷物が入ります。
それでいて、軽やかなのが、この編み方の魅力です。


基本的にはしな糸の色はこのように濃い茶色ですが、
時折、しな糸の色が白かったりするという違いは、染めたりしているわけではなく、
その木を剥がしてみると様々な色の違いがあるそうです。

これが木から作られたとは思えないほどの優しい風合いです。


古代から同じ技術で紡がれたしな糸を使って作られた手提げ。
とても軽く、編み目も美しく、柔らかい手当たりで使いやすいです。
少しも色あせないその技術、使い続けることで、ずっとつないでいきたいものです。
お好みのサイズをお選びください。



サイズ/重量
小サイズ:約24x10x高さ24(取っ手付き高さ36)cm/150g
大サイズ:約30x12x高さ28(取っ手付き高さ40)cm/200g

天然素材を使った職人手作りの為、一つ一つの形・風合い・色味が若干異なります。
予めご了承いただいた上でご購入いただけると幸いです。表示サイズ、重量などは目安となります。

お取り扱いについて
・ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
・水に濡れたらカビが生えないよう、できるだけ水を切り、できればふき取り、
 日陰の風通しのいいところで乾かすようにしてください。

販売価格 55,000円(税込60,500円)〜58,000円(税込63,800円)
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店舗について

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月、火、水曜は店舗はお休みですが、 お電話での対応等いたします。

<店にお越しいただける卸先のお客様へ> 一般のお客様と曜日を分けております。事前にご連絡いただき、可能な限り、月曜、火曜にお越しいただきますようお願い申し上げます。(月、火が難しい場合はご相談くださいませ。)

そのほうがゆっくりとご相談できますので、勝手を申し上げて恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
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