竹かごや 市川商店

岩手県鈴竹 二本編み 手提げ 上(籐巻き手)

岩手県一戸郡二戸町にある鳥越地区は鈴竹細工の有名な産地として知られています。
周辺に生息する鈴竹(すずたけ)は、ササの一種で、特に強くてしなやかと言われていて、
1000年以上も前から丈夫で実用的な鈴竹細工が作られてきました。

しかし、2019年には120年に1回とも言われる岩手全域における「鈴竹枯れ」が起き、
材料である良質な鈴竹を確保することが難しくなってしまいました。
元通りになるには、10年、20年とかかるとも言われています。

長年、鈴竹細工に携わってきた高齢の作り手の皆さんにとっても経験のない事態となりました。
しかし、伝統的なその細工を絶やすまいと、山を丁寧に歩き、
通常の何十分の一の量しか取れない鈴竹を使い、細工を続けてくださっています。

鈴竹はその竹表皮のつやつやとした光沢や、柔らかく弾力性に富んでいて壊れにくいこと、
黄色味が強くなるその色味、そしてその後、あめ色に変わっていく経年変化などが特徴です。
使いこんで、あめ色に経年変化してもなお、水洗いすると表皮が艶を帯びるほど、優秀な素材です。

その中でもこちらはいわゆる「市場かご」をぐっとスリムにして、持ち手にもこだわった
おでかけに使うようなタイプのかごです。


全体は岩手県鈴竹細工でよく見られる「あじろ編み」という編み方です。


市場かごなどの大きいかごは3本一組として編んでいきますが、
こちらは2本一組にして編んでいます。この方が編む手数が増えます。


また、一部鈴竹の色が紫色や黒っぽく見える部分がありますが、
これは、皮がむけて紫外線を浴びるとこのような自然の着色がされます。
自然の模様として見ていただけたらと思います。


縁部分は芯に真竹を入れて、そこに細く割いた籐(とう)をぐるぐる巻きながら留めていきます。


市場かごなどは枠で四角い形を作りますが、こちらは柔らかい弧を描き、
上から見た時に「小判型」と呼ばれる形にしています。
そして、すき間なく、籐がきっちりと巻かれています。


かごと持ち手は同じく籐を使って、繋いでいます。


艶のある籐の表皮だけを使い、きれいにすっきりと仕上げています。


持ち手の部分はその籐を芯材にして、そこに同じく籐をぐるぐると巻いています。
表皮だけを使っているので、とても美しく、また手当たりも滑らかです。


底の部分も側面と同様に2本ずつで、ピシりと編まれています。
口は小判型ですが、底の形は長方形なので、物の収まりも良いです。


市場かごにも底を補強するための力竹(ちからだけ)が入っていますが、
こちらのお出かけかごにもしっかり3本入っていますので、安心です。


このタイプの仕上がりの手提げが出てくるのは珍しく、
ご紹介できることを大変うれしく思っています。
皆様のお出かけの新しいお供にしていただけたら、幸いです。



サイズ/重量
約33x15x高さ24(持ち手付き高さ38)cm/290g

天然素材を使った職人手作りの為、一つ一つの形・風合い・色味が若干異なります。
予めご了承いただいた上でご購入いただけると幸いです。表示サイズ、重量などは目安となります。

お取り扱いについて
・ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
・水に濡れたらカビが生えないよう、できるだけ水を切り、できればふき取り、
 日陰の風通しのいいところで乾かすようにしてください。

販売価格 22,000円(税込24,200円)

市川商店 竹かごや

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<店にお越しいただける卸先のお客様へ> 一般のお客様と曜日を分けております。事前にご連絡いただき、可能な限り、月曜、火曜にお越しいただきますようお願い申し上げます。(月、火が難しい場合はご相談くださいませ。)

そのほうがゆっくりとご相談できますので、勝手を申し上げて恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
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