鹿児島県は日本でも有数の竹林保有面積を誇る「竹大国」と言えます。
その半数を占めるのが見るからに生命力に満ちた太い孟宗竹です。
孟宗竹は肉が厚く、ヒゴにするのには大変な苦労があります。
その為、竹のヘラ等の調理道具やスプーンなどのカトラリーに加工されることが多いです。
逆にざるやかごなどの編組(へんそ)品は真竹で作られることが多いです。
孟宗竹に比べ格段にヒゴにしやすいのです。
さらにこちらは、青い真竹を天日干し、
または煮沸などして熱処理をした竹の油と色を抜いた「白竹」を
使って作られた弁当箱の三段のものです。
九州地方では昔このタイプの小さいかごが子どもたちのお弁当箱だったと言います。
また、お弁当だけでなく、豆腐を入れていたというかごでもあります。
お重とはまた違いますが、通気性がよい竹を編んだ弁当箱で
さらに三段のものは大変珍しく、作り手も少なくなってきています。
どの段も「いかだ底編み」という編み方で、
重い物を入れる大きなかごの底にも使われる丈夫な編み方です。
取っ手は三段目と底をくぐって、固定されているタイプですので、
ぐらつきがなくしっかりしていて、中に入れたものがひっくり返る心配もありません。
三段というとちょっと大げさと思うかもしれませんが、
ご家族やご友人とのピクニックやお散歩で3〜4人分以上と考えると、
あっという間に埋まってしまうことと思います。
各種おかずはもとより、パンを入れていっても蒸れにくいですし、
デザート類をいれてもいいですね。
また、少人数などの場合は三段全て食べ物やおかずで埋めなくても、
スペースに余裕があるようであれば、ナプキンやカトラリー・ディッシュ類、
マグカップやカフェ・ティーセット等を入れてみてはいかがでしょうか。
少ない人数でお使いになる場合も、このかご一つにいろいろと収納できるので、
案外荷物が減ってすっきりするかもしれません。
高さは一番下の三段目が少しだけ高くなっています。
一番下の段の高さ・・・およそ10cm
二段目の高さ・・・およそ5.5cm
一番上の段の高さ・・・およそ8cm(フタ部分含む)
となっています。
入れる物や入れ方は季節やその日の気分に合わせて、
いろいろ楽しんでみてくださいね。
汚れなどが気になる方は、
下にキッチンペーパーやラップや布等を敷くのもいいと思います。
弁当箱の内側には竹を曲げるために熱を加えた名残で
少し黒ずんでいるところがありますが、品質に問題ありません。
予めご了承下さいませ。
サイズ/重量
約23x20x高さ27cm(取手付き 32cm)/740g
天然素材を使った職人手作りの為、一つ一つの形・風合い・色味が若干異なります。
予めご了承いただいた上でご購入いただけると幸いです。表示サイズ、重量などは目安となります。
お取り扱いについて
・ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
・水に濡れたらカビが生えないよう、できるだけ水を切り、できればふき取り、
日陰の風通しのいいところで乾かすようにしてください。