富山県では現在、国の重要無形民俗文化財として、
論田・熊無地区の藤箕や高岡市の菅笠製作など、
手仕事の技術が認められています。
同じ富山県に昔から竹細工をする方々がいらっしゃり、
今も日本海側の稲作文化を支えてきたざるを作っておられます。
産地で「そうけ」と言われるこれらのざるは、
元々は米揚げざるとして使われており、お米や穀物を洗い、水を切るための道具です。
片口が開いているタイプはいくつもサイズありますが、
小さいサイズの片口ざるを産地では「青米揚げざる」とも呼んでいます。
こちらのサイズで一升ほどお米が入ります。
この中で洗ったりするとなると少し手狭かもしれませんが、
容量としてはそのくらいの量の水切りができます。
昨今はこういったシンプルな少し深めで丸いざるは
海外で作られた物がほとんどですが、丈夫さがやはり違います。
ひご取りがとても丁寧で、均等な幅のヒゴが整然、且つ力強く編まれています。
編みこんである部分は淡竹できっちりと。
縁の当ててある部分は真竹を使っています。
当縁を止めるのには針金を使用していますが、
10年はさびないと言います。
まんまるのタイプもありますが、この水のしずくのようなタイプも味があります。
編み目や仕上がりはシンプルで丈夫。まさに毎日使いにぴったりです。
台所まわりでお米や穀物、野菜の水切りはもちろん、麺類の水切りも問題なさそうです。
サイズ/重量
約35x30x高さ9cm/300g
天然素材を使った職人手作りの為、一つ一つの形・風合い・色味が若干異なります。
予めご了承いただいた上でご購入いただけると幸いです。表示サイズ、重量などは目安となります。
お取り扱いについて
・ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
・水に濡れたらカビが生えないよう、できるだけ水を切り、できればふき取り、
日陰の風通しのいいところで乾かすようにしてください。