岡山県/がま 手提げ ミニ・小・中・大 4サイズ
かごバッグ(手提げ) / バスケット
10,000円(税込11,000円)
サイズ | |
---|---|
ミニサイズ/10,000円 | |
小サイズ/12,000円 | |
中サイズ/14,000円 | |
大サイズ/16,000円 |
サイズ(外寸) / 重量
小サイズ :約28x13x高さ20cm(持ち手付き高さ35cm)/240g
中サイズ :約30x14x高さ25cm(持ち手付き高さ40cm)/320g
大サイズ :約33x15x高さ30cm(持ち手付き高さ45cm)/380g
自然素材を使った手作りのものの為、一つ一つの形・風合い・色味が異なります。
予めご了承いただいた上でご購入いただけると幸いです。
表示サイズ、重量などは目安となります。
お取り扱いについて
ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
どの素材においても、できるだけ戸棚などにしまいこまず、風通しのよい場所で保管するようにしてください。
保管の際は、直射日光を避け、湿気の溜まらない、なるべく高い場所に置くと良いです。
雨や水に濡れたら乾いた布で拭き取り、風の通る日陰や室内でよく乾かしてください。
ほこりが溜まらないよう、たわしやブラシなどを使った定期的なブラッシングをおすすめします。

鳥取県と裾野を分ける岡山県蒜山(ひるぜん)地方には、
今からおよそ600年以上前から伝わる「がま細工」があります。
漢字で「蒲(がま)」と書くこの植物は、地名などにも使われているようにとても身近な植物で、北海道から九州地方まで広く分布しています。
蒲鉾(かまぼこ)や蒲焼(かばやき)という言葉も、がまの穂の形が特徴的(大きなソーセージのような形)であり、その形状にそれぞれが似ていたため、その名がついたそうです。
蒜山がま細工では「ヒメガマ」という種類を使用し、今でも暮らしの道具が作られ続けています。

本来ヒメガマは湿地に自生するものですが、
こちらのがま細工を編まれる方々は栽培から手掛けられています。
ヒメガマは軽く、油分を含むので防水、保湿性に優れています。
もとは兵糧(ひょうろう)を運ぶための背負いかごが作られていたのが起源とのこと。
かつては雪靴なども作られていたそうです。
ヒメガマと、もうひとつの材料であるのがシナノキという木の皮の繊維です。
シナノキの木の皮のことを産地の皆さんは「ヤマカゲ」と呼んでいます。
このヤマカゲは川につけて、発酵させてから、
木の年輪にそって薄くはがしていくそうです。
発酵させるため、乾燥させるまで「ヤマカゲはにおいがきっついのよ~」と
笑いながら話してくださる作り手の皆さん。
とても楽しそうなのが印象的です。

こちらのページでは、がまの手提げをご紹介いたします。
ミニ・小・中・大の4サイズがあります。 もとは背負いかごや雪ぐつから始まったがま細工ですが、現代の暮らしに合わせて、手提げも作られるようになったとのこと。 どのサイズも作り方は同じです。
側面の編み目はすだれを編むような道具で作るため、シンプルかつ素朴です。がまの茎を5枚ほどむいて芯に近い部分を使います。
肉厚で弾力のあるがまが縦に並びます。ご自身たちで栽培から乾燥などの下処理まで丁寧に行っています。 がまが持つ、適度な油分から放つ光沢と艶やかさには見とれてしまいます。 縁も段差なく、実に滑らかに、そして、きれいに織り込まれています。 上から見ても、そしてどのサイズを見ても安定した仕上がりです。 持ち手は、ヒメガマとヤマカゲ(シナノキ)をより合わせて作っています。
ヒメガマの艶とヤマカゲの強靭さを合わせた縄で作っています。乾燥させたヤマカゲは特ににおいはありません。かごと持ち手の接続部分です。 内側の部分です。縁の部分で持ち手とかごが留められているように、編み目の上から下へもこの持ち手は通されています。 持ち手は底の部分でしっかりと結ばれています。デザインとしてもアクセントになりつつ、実用の面でも、かご全体をしっかり支える作りになっています。 そして、丈夫さを増すために気を配られているのが底づくりです。
内側の底は側面の編み目に合わせた編み目ですが、かごを裏返してみてみると、市松編みの模様となっており、内側と編み方が異なっています。内側と外側で二重底になった仕上がりです。
こしご(背負いかご)がベースになっているこの手提げは、
サイズが小さくても、その底作りを踏襲しています。
そのため、手提げとして持つ分には十二分に丈夫な作りだと言えます。
それでは4サイズを順にご紹介します。

手提げのサイズは編み目の段数でも見分けることができます。
3段がミニサイズ、4段が小サイズ、5段が中サイズ、6段が大サイズです。
素材が柔らかいため、衣類を傷つけにくいのもうれしいところです。
どのサイズも中に入れる容量に対しては、十分な耐久性があります。
また、万が一持ち手が切れてしまった場合などは、
ご連絡いただければ、修理にお出しすることもできます。
「丈夫で、軽い」はかごの基本だと思いますが、
このがま細工においても、「ヒメガマ」と「ヤマカゲ」
それぞれの素材の特性を生かしながら、それを忠実に実現しています。
油分が放つ光沢が艶やかでさっぱりした乳白色。
かご自体が軽いので、荷物をあれこれ入れても軽やかに持てそうです。
季節や和洋の服を問わず、一年を通してお持ちいただける手提げです。
サイズをご確認いただき、お好みのものをお選びください。
