岡山県/いぐさ トートバッグ&ショルダー ベージュ手 中・大 2サイズ
かごバッグ(手提げ) / バスケット
23,000円(税込25,300円)
サイズ | |
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中サイズ / 25,300円(税込) | |
大サイズ / 30,800円(税込) |
サイズ(外寸) / 重量
大サイズ:約39x16x高さ36cm(持ち手付き高さ49cm・ショルダーベルト付き高さ83cm)/600g
こちらのページに掲載の商品は、どのサイズ・タイプにおきましても、
ポスト投函タイプの「ネコポス」配送はお選びいただけません。
上記のサイズは弊店への入荷分総量のうち、その中間値を表示しており、あくまで目安となります。自然素材を使った手作り品のため、表記サイズから2-3cm前後するものもございます。
収納するところがお決まりの際などは、サイズに余裕を持ってご注文いただきますよう、お願いいたします。
また、ひとつひとつの形・風合い・色味も異なります。
予めご了承いただいた上で、ご注文下さい。
お取り扱いについて
ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
どの素材においても、できるだけ戸棚などにしまいこまず、風通しのよい場所で保管するようにしてください。
保管の際は、直射日光を避け、湿気の溜まらない、なるべく高い場所に置くと良いです。
雨や水に濡れたら乾いた布で拭き取り、風の通る日陰や室内でよく乾かしてください。
ほこりが溜まらないよう、たわしやブラシなどを使った定期的なブラッシングをおすすめします。

岡山県倉敷市には、いぐさを縒(よ)った「い縄(いなわ)」を使ってかごを製作している、一軒のお店があります。もともと倉敷地域ではよく作られていた「いかご(い縄の手提げ)」ですが、今では、製作されているのはこちらの一軒のみとなっています。

おばあ様から仕事を継いだこの方は、若くから「いかご」の製作に携わり、既存の製法や仕上げを踏まえながらも、それにとらわれすぎず、自由な感性で作品を作られています。
製作された作品は、どちらも性別を問わず、どの世代からも好まれ、楽しんでもらえるような工夫がなされています。
いかごはもともと「闇かご(闇市に行くときのかご)」と呼ばれており、
昭和20年~40年頃にかけて、普段の買い物かごとして使われていたそうです。

そのいかごにアレンジを加えたこちらは、
ベージュ色の革持ち手と肩にかけるベルトをつけた2WAYバッグです。
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両サイズとも縁部分は一つ一つ手できっちりときつく編み上げています。 -
かごと持ち手はこのように金具で2つずつ、しっかりと留められています。 -
バッグの両サイドもかごとショルダーベルトをつなぐため、このように金具で留められています。腰に巻くベルトのような金具があり、ここで、ショルダーベルトの長さ調節が可能です。 -
持ち手は、肉厚で幅が広めの革を使っています。
最初は固さが感じられますが、だんだんとなじんでいきます。 -
底部分は特に強度をつけるため、横は3本のい縄で編んでいきます。
また、内側の両端は底とサイドを三角形にして留めています。 -
ショルダーベルトの肩に当たる部分は幅が広くなっているので、荷物を多めに入れても、肩への負担は和らぎます。

ベージュの持ち手がとてもよいアクセントになっています。
こういった自然素材のかごバッグは手提げタイプが多いのですが、
こちらのようにショルダーベルトがあることで、
しっかり歩きたいときは肩にかけ、両手をすっきり空けることもできます。
作りたてのものは張りがありますが、お使いになっていくうちによりしなやかに、
いぐさのグリーンも徐々に経年変化で茶色へと移り変わっていきます。
その時々の雰囲気をぜひお楽しみください。
香りも良いですよ。
お好みのサイズをお選びくださいませ。

<倉敷のいかご作り>
「いかご」は畳の材料としても使われるイグサ(草)から作られます。
数本のイグサをひねってからみ合わせ、一本の縄状にしたものを藺縄(いなわ)といい、
いかごはその藺縄を専用の織り機で織って、手編みで仕上げるという方法で製作されます。
イグサは湿地などに生える植物で、
湿度が高くなる雨の日はイグサの状態が良いため、いかごの製作がしやすいとのこと。
反対に乾燥した場所ではイグサはプチっと切れやすくなり作業ができないため、
常に天気の様子を見ながらの製作になるそうです。
湿度の高い日本の気候に適したかごと言えます。