大分県別府市には竹職人を育成する機関「竹工芸・訓練支援センター」があります。
同時に、竹細工に使う良質な竹を供給する竹材店も
わずかになってしまったものの、残っている地域でもあります。

訓練センターでメインに学習するのが、
青い真竹を天日干しをしたり、煮たりすることで、色を抜いた白竹と呼ばれるものです。

材料に手間はかかりますが、この白竹に加工することは、
油や糖分をぬくことで材料のしまりをよくしたり、
色がそろったり、艶が増したり、虫を一度熱で殺したりと実質的な利点も多いです。
それ以上に仕上がった時の落ち着いた美しさが一番の理由かもしれません。

その白竹を使って作られたかごを3種類ご紹介します。
左からA4サイズ、横幅36cmサイズ、横幅45cmサイズとなっています。

基本的な作りはどのサイズも同じです。

それでは、3サイズをそれぞれご紹介していきます。

A4サイズのように世の中でよく使われる安定したサイズに合わせたかごもいいですが、
36cm幅や45cm幅のものは少しバランスを崩して作っていただいています。

もうちょっと長いものや、もうちょっと背が高いものなど、
人それぞれちょうどいいサイズの感覚は異なるものと思い、
このようなサイズ展開を作り手さんに依頼して、製作していただいています。

ちょっと横幅を長くしたことで、
・ちょうど家のタオルが収納できたり
・棚にすっぽり収まったり、縦向きに収納できたり、
・キッチンや洗面所、お手洗いのストックが一つのかごにまとまったり、
・赤ちゃんに使うおむつセットがまとまったりと、
お使いになる方にとって楽しいかごになればとてもうれしいです。

白竹の色合いは和室にも洋室にも合わせやすく、部屋になじみます。
八つ目編みという特徴的な編み目で、ものを入れておくためのかごでありながら、
インテリアの役割も担ってくれます。

どのサイズも遜色ない、素晴らしい仕上がりです。
お好みのサイズを3種類からお選びください。