大分県/真竹 菊底編みそばざる 高台付き 七寸・九寸 2サイズ
そば・うどんざる
5,800円(税込6,380円)
サイズ | |
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七寸サイズ/5,000円 | |
九寸サイズ/7,000円 |
サイズ / 重量
九寸サイズ:約直径27x高さ3.5cm/100g
自然素材を使った手作りのものの為、一つ一つの形・風合い・色味が異なります。
予めご了承いただいた上でご購入いただけると幸いです。
表示サイズ、重量などは目安となります。
お取り扱いについて
ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
どの素材においても、できるだけ戸棚などにしまいこまず、風通しのよい場所で保管するようにしてください。
保管の際は、直射日光を避け、湿気の溜まらない、なるべく高い場所に置くと良いです。
雨や水に濡れたら乾いた布で拭き取り、風の通る日陰や室内でよく乾かしてください。
ほこりが溜まらないよう、たわしやブラシなどを使った定期的なブラッシングをおすすめします。

竹細工の盛んな大分県では、九州地方に豊富に自生している真竹を使って、
「青竹細工」や「白竹細工」と言われるざるやかごが製作されています。
青い竹を火で炙ったり、煮たり、または天日干しをしたりして
油分や色を抜く加工をしたものを「白竹(しろたけ)」、
こちらのように伐り出したままの自然な青い竹を「青竹(あおたけ)」と呼びます。

こちらは、その青竹をひごにして菊底(きくぞこ)編みという技法で作られた、高台付きのそばざるです。
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ざるの直径が21cmほどの「七寸」と直径が27cmほどの「九寸」の2サイズがあります。 -
作りは2サイズとも同じです。 -
全体は細くつくられたひごで丹念に編まれています。 -
菊底編みとは底の作りが菊の花のような形をしているため、そのような名前が付けられています。
中心から放射状に縦骨が走り、それに細いひごを回しながら編んでいきます。 -
裏返してもその美しさは変わりません。こちらは高台が付いて、ざるの底が直接下につかないような作りになっています。 -
高台があることで、通気が取れ、水切れがよくなります。 -
縁は巻縁(まきぶち)仕上げと言い、若くて柔らかい竹をきっちりと巻き付けています。こちらは表皮を薄く削る「磨き」の手法で仕上げられています。 -
同じ竹からできていますが、編み目部分と縁の色、風合いが違います。
時を経て色が変わっても、この違いは残ります。
それでは、2サイズをご紹介します。
こちらは小さい方の七寸サイズです。
こちらは大きい方の九寸サイズです。
このざるには大変色つやのよい、良質な材料を使っています。
表皮を薄く一枚削り、色をそろえるという工程を経ることもありますが、
こちらは表皮を洗っているだけです。それでも十分な美しさです。
良質な材料に熟練の手仕事が加わったこの完成度、
こちらに蕎麦を盛って頂くと、また格別な美味しさを味わえることと思います。
蕎麦やうどん、素麺、中華麺でもいいですね。
てんぷらや、おにぎり、パンにも合わせられます。
蕎麦屋さんにもお選びいただいている確かな作りです。
「七寸」または「九寸」、お好みのサイズをお選びください。

<九州の青竹細工>
青竹細工は特に、ひとむかし前までは生活の道具として、
どこにでもあるもの=比較的価値が低いものとして見られていました。
しかし、時代は流れ、私たちを取り巻く環境も変化した今、
改めて青竹細工に取り組む方々の作られるものを見ると、
生活道具として実用的でありながらも、
他には取って代えがたい魅力があるように思います。
良質な竹に熟練の手が加わった時の美しさは、目を見張るものがあります。
とりわけ九州各地には名手と呼ばれた先人が数多くいらして、
その技を目の前で見てこられた方々が今、活躍されています。