愛媛県/真竹(白竹) 一本手 山型バスケット(亀甲編み)
かごバッグ(手提げ) / バスケット
25,000円(税込27,500円)
サイズ(外寸) / 重量
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上記のサイズは弊店への入荷分総量のうち、その中間値を表示しており、あくまで目安となります。自然素材を使った手作り品のため、表記サイズから2-3cm前後するものもございます。
収納するところがお決まりの際などは、サイズに余裕を持ってご注文いただきますよう、お願いいたします。
また、ひとつひとつの形・風合い・色味も異なります。
予めご了承いただいた上で、ご注文下さい。
お取り扱いについて
ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
どの素材においても、できるだけ戸棚などにしまいこまず、風通しのよい場所で保管するようにしてください。
保管の際は、直射日光を避け、湿気の溜まらない、なるべく高い場所に置くと良いです。
雨や水に濡れたら乾いた布で拭き取り、風の通る日陰や室内でよく乾かしてください。
ほこりが溜まらないよう、たわしやブラシなどを使った定期的なブラッシングをおすすめします。

かつて伊予(いよ)の国と言われた愛媛県。
現在も南予、中予、東予と大きく3地区としてとらえられ、
竹細工に関しては、南予エリアに位置する大洲市周辺の竹がよく使われています。
道後温泉を有する松山市周辺(中予エリア)においては
お風呂道具を入れる「湯かご」が有名です。
しかし、昔からあったいわゆる伊予竹細工や伊予竹工芸と言われるものは、
昨今はなかなか見られなくなってしまいました。
その代わりに新しい世代の方が大分県別府の訓練センターで竹細工を学び、
地元の愛媛県、ひいては四国全体の竹細工を盛り上げようと日々、活動されています。そのような志を持った作り手によるかごの数々は、いずれもがっちりとして頼りがいのある仕上がりです。
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こちらは白竹で作られた持ち手付きのかごです。持ち手の部分を頂点に、なだらかに下がっていく山型が特徴的です。 -
白竹とは青い状態の真竹を煮たり天日干しすることで、油分や水分を抜き色を晒したものです。こうすることで色味が整い、虫の被害が減り、材料の竹が固く締まります。 -
かご本体は、亀の甲羅のような編み目から「亀甲編み」と呼ばれる技法で編まれています。 -
厚みのあるひごのため、全体的にかちっとした丈夫な仕上がりです。白竹のひごが見た目にも艶やかです。 -
縁の部分は白竹をぐるっと回し、それを籐(とう)で、一定の間隔で巻いて留めています。 -
縁を触っても手に引っ掛かるようなことはなく、滑らかです。 -
持ち手と縁の接続部分です。籐で括られ、飾り留めが施されています。 -
持ち手はかごの側面2箇所で、籐を用いて飾り留めされています。 -
竹ひごをそのまま持ち手にしていて、こちらも優しく、心地よい手触りです。 -
底面裏側です。力竹(ちからだけ)が3本入り底を補強しています。また、ひごの濃い茶色部分は、竹の節(ふし)です。節をなるべく底面や側面に集めることで、かごがよりきれいに見えるよう整えています。 -
底面の角をよく見ると、ひごが二重になっているのがわかります。こちらの手提げは「二枚剥ぎ(にまいはぎ)」といわれる、竹ひごを縦方向に半分に割いて編む技法が用いられています。二枚剥ぎにすることで、急な角度でもパキッと割れることなく耐えられます。 -
この傾斜があることで、中の物が取り出しやすく、また、手提げのアクセントともなっています。 -
かごの内寸は約横幅40cm、奥行き21cm、高さ12-23cmほど。 -
手に持ったときのサイズ感です。 -
手提げとしてお使いになれます。 -
ちょっとした買い物でしたら、エコバッグとしても良さそうです。 -
草花や枝物、プランターを入れて飾るのもおすすめです。 -
焼き立てのパンを買って入れたり、斜めに傾けたくないケーキやお弁当の持ち運びにも。
手提げとして、買い物かごとして。
または花入れとして飾ったり、収納かごとしても良さそうです。

手の込んだ手提げは堅実、実用的であり、
かつ、美しい仕上がりで、置いておき眺めているだけでも楽しめます。
日々、目や手の届くところでお使いください。
