山形県/あけび×くるみ 花蓋かご
かごバッグ(手提げ) / バスケット
32,500円(税込35,750円)
サイズ(外寸) / 重量
NW-A
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上記のサイズは弊店への入荷分総量のうち、その中間値を表示しており、あくまで目安となります。自然素材を使った手作り品のため、表記サイズから2-3cm前後するものもございます。
収納するところがお決まりの際などは、サイズに余裕を持ってご注文いただきますよう、お願いいたします。
また、ひとつひとつの形・風合い・色味も異なります。
予めご了承いただいた上で、ご注文下さい。
お取り扱いについて
ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
どの素材においても、できるだけ戸棚などにしまいこまず、風通しのよい場所で保管するようにしてください。
保管の際は、直射日光を避け、湿気の溜まらない、なるべく高い場所に置くと良いです。
雨や水に濡れたら乾いた布で拭き取り、風の通る日陰や室内でよく乾かしてください。
ほこりが溜まらないよう、たわしやブラシなどを使った定期的なブラッシングをおすすめします。
東北地方の中でも南に位置し、その西側の日本海に面する山形県。
その山形県の南部は、海には接しておらず、内陸に位置しています。
山が連なり、その山間に町が形成され、町のほとんどの面積を山が占めているような地域では、
冬になると雪も多く、農家の冬仕事として樹皮細工や蔓細工の文化が育まれてきました。
一方、その土地の文化を踏襲しながら、
また、世界の様々な土地で作られるかご文化を取り入れつつ、
新しい感覚でかごを作り続ける人もいます。
ノスタルジックでいて、野趣あふれる独特の感性から作られる、
様々な造形のかごは不思議と気品をも感じさせてくれます。
その中でもこちらは、あけびの蔓をメインに使って編まれた手提げです。
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可憐だけれど、凛とした芯のつよさも持ち合わせたような、すてきな出で立ちです。 -
かご本体は「並編み」という編み方で仕上げられています。 -
かごの底面裏側です。こちらも「並編み」仕上げで、しっかりとした作りになっています。 -
持ち手はかごに固定された仕様です。 -
あけび蔓の持ち手は、スッと一本の美しいラインを描いた、洗練された印象を受けます。 -
かごの口部分の内寸は約横幅18cm、奥行き7cm、高さ15cmほど。財布や小さなポーチ、鍵など、少なめの荷物が入ります。 -
なんといっても、この花模様に仕上げられたくるみ樹皮で編まれた蓋が、心おどります。 -
角度によってはハート型にもみえる、くるみの蓋です。 -
かご本体とは、リング状のあけびの留め具で接続されています。 -
蓋はこのように反対側に開きます。 -
小さめサイズですので、軽やかにお持ちいただけます。 -
ふっくらだけとスリムなかわいらしい手提げ。長く寄り添ってくれることと思います。

ふっくらとしたかごの、ゆるやかな曲線。
蓋を開けたり閉めたりするときに、フワッとほのかに漂う、くるみの芳醇な香り。

アイディアに溢れた、遊び心のある手提げですが、
しっかり実用的でもあります。
使い続けるほど、よきパートナーになってくれることと思います。
ぜひ、長くお楽しみください。


<kegoya(木小屋)のかご作り>
山形県南部の方言で作業小屋を指すこの言葉を屋号に掲げ、
再生しやすいあけび蔓やくるみの樹皮をメインに使って、
日用品としてのかごを作り続けている熊谷茜さん。
「編みたての古かご」という、作りたてなのにどこか味のあるかごの数々。
傷や風合いは山育ちの表情とし、ざっくり感で手仕事の痕跡を示します。
見たことのない造形や仕上げを研究し続け、また、生み出していながら、
現代の暮らしにもいつの間にか馴染んでしまうのが、kegoyaのかごです。