鹿児島県/白竹 弁当箱 小・小(長型) 2種
弁当かご / 弁当箱
8,500円(税込9,350円)
サイズ | |
---|---|
小タイプ / 9,350円(税込) |
SOLD OUT |
小(長型)タイプ / 9,900円(税込) |
SOLD OUT |
サイズ(外寸) / 重量
小(長型)タイプ:約21.5x11.5x高さ8cm/150g
こちらのページに掲載の商品は、どのサイズ・タイプにおきましても、
ポスト投函タイプの「ネコポス」配送はお選びいただけません。
上記のサイズは弊店への入荷分総量のうち、その中間値を表示しており、あくまで目安となります。自然素材を使った手作り品のため、表記サイズから2-3cm前後するものもございます。
収納するところがお決まりの際などは、サイズに余裕を持ってご注文いただきますよう、お願いいたします。
また、ひとつひとつの形・風合い・色味も異なります。
予めご了承いただいた上で、ご注文下さい。
お取り扱いについて
ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
どの素材においても、できるだけ戸棚などにしまいこまず、風通しのよい場所で保管するようにしてください。
保管の際は、直射日光を避け、湿気の溜まらない、なるべく高い場所に置くと良いです。
雨や水に濡れたら乾いた布で拭き取り、風の通る日陰や室内でよく乾かしてください。
ほこりが溜まらないよう、たわしやブラシなどを使った定期的なブラッシングをおすすめします。
こちらは、青い真竹を天日干し、または煮沸などの熱処理にて
竹の油と色を抜いた「白竹」を使って作られた、弁当箱です。
写真左を小タイプ、右を小(長型)タイプと呼んでいます。

このページでは、小さい弁当箱2種類をご紹介します。
2タイプとも、基本的な作りは同じです。
-
九州地方では昔このタイプの小さいかごが子どもたちのお弁当箱だったと言います。通気性がよい竹を編んだ弁当箱は、今や生産する職人が大変少なくなってしまっています。 -
「ひしぎ編み」という編み方でも呼ばれるこの編み方は、九州の白竹でつくる弁当かごによく見られる編み方です。 -
こういった竹で作る四角いかごを総称して角物(かくもの)」と呼ぶこともあります。角物を作る方は、角物を専門にすることが多いです。よく見られる丸や楕円のかごとはな作り方が違うためです。 -
材料(パーツ)をあらかじめ曲げておくなどの用意をしておき、組み上げていきます。 -
縁の部分も特徴的です。硬くて、真っすぐな竹を火を使って、直角に近い角度に曲げたり、 -
目に見えるところに真鍮釘を使って、竹を留めたりすることも多いです。 -
この釘は内側でちゃんと折ってしまわれているので、ご安心ください。念のため、釘付近を触る時にはご注意くださいませ。 -
底は幅の広いひごが筏底編み(いかだそこあみ)という、丈夫な編み方になっています。 -
蓋がかちっとはまるところも、角物ならではです。そしてこれが、職人の技術です。蓋を開け閉めするときも楽しくなるような気持ちよさです。 -
黄色味のあるひごが直線的に編まれていて、気持ち良いです。
このように「編み細工」というよりは、
「竹組み細工」と呼ぶこともあるほど、他のかご細工とは作り方が変わってきます。
しかし、それこそが、この角物の魅力と言えます。

白竹の黄色味の強い風合いから和食やおにぎりのみならず、
サンドイッチやパンなどの洋食との相性もとても良いです。
かごはほどよく通気性があって、蒸れにくいところがよいところです。
反面、水分のあるおかずなどには、向いていません。

できるだけ乾いたおかずを入れていただくといいです。
クッキングペーパーやワックスペーパー、ラップや布等を適宜敷いたりすると、
かごへの汚れも気にせず使えると思います。
使い終わりましたら、タワシなどを使い、水洗いしていただき、
よく水を切って、蓋を外して、しっかりと乾燥させてください。
また、シートやペーパーの使用でほとんど汚れていなければ、
蓋を開けて、よく乾燥させてください。

揚げ物などで、油が付いた場合は、少量の洗剤をつけても大丈夫です。
その際、よく水ですすいでください。
弁当箱という名前ですが、小物入れや道具入れとしてお使いただく方も多くいらっしゃいます。
ご自分の暮らしのイメージに合う使い方をしてみてはいかがでしょうか。

<鹿児島県の竹細工>
鹿児島県は日本でも有数の竹林保有面積を誇る「竹大国」と言えます。
その半数を占めるのが見るからに生命力に満ちた太い孟宗竹です。
孟宗竹は肉が厚く、硬いので、細いひごにするのには大変な苦労があります。
その為、竹のへら等の調理道具やスプーンなどのカトラリーに加工されることが多いです。
逆にざるやかごなどの編組(へんそ)品は真竹で作られることが多いです。
孟宗竹に比べ、真竹は肉が薄く、格段に細く、薄く、長いひごを作りやすい、
つまり、かごやざるのための材料が作りやすいと言えます。
その青い真竹を天日干し、または煮沸などの熱処理にて
竹の油と色を抜いた「白竹」を使った細工も多くみられます。
竹細工に関わる方が減ってきてはいるものの、身近な竹細工を親しまれる方は、
他県に比べると多く、グループで活動されて、作品発表会なども行われているほど活発です。
アマチュア・プロ問わず、レベルの高いかご作りが今も続けられています。