お手入れについて

日々手で触れて、お使いいただくのが何よりのお手入れとなります。自然素材は適切にケアすることで、長く使い続けることができます。経年変化で色味や風合いが徐々に移り変わっていき、味わいも深まります。ぜひその時々の雰囲気をお楽しみください。

基本的な保管方法

どの素材においても、できるだけ戸棚などにしまいこまず、風通しのよい場所で保管してください。直射日光を避け、湿気の溜まらない、なるべく高い場所に置くようにしてください。(例:床よりは棚の上の方に置く、吊り下げる/2階建て家屋であれば1階より2階)また、ほこりが溜まらないよう、たわしやブラシなどを使った定期的なブラッシングをおすすめします。 雨や水に濡れたら乾いた布で拭き取り、よく乾かしてください。

台所まわりでの取り扱いについて

ざる、目かご、椀かご、調理道具、カトラリーはお使いになったらたわしで水洗いをし、よく水気を切ってから風通しのよいところ(窓際や換気扇の近くなど)で乾かしてください。S字フックなどで吊り下げて乾かすのも効果的です。

使い終わったら、その都度よく乾かしてください。熱湯もかけられます。基本的に洗剤は不要ですが、油がついて気になる場合には中性洗剤もお使いになれます。その場合は、よくすすいでください。食器洗浄機の使用は素材の劣化を早めますので、お控えください。

お使いになったざるやかごを洗った後、縁(ふち)をシンクなどの固い部分にコンコン当てて水を切ると、縁が破損する原因となりますのでご注意ください。両手で全体を持ち、振って水を切るようにしてください。また、繰り返し重い物(水分を含んだお米など)を入れた状態で縁部分のみを掴んで持ち上げると、縁が外れる原因となります。ざるやかごを手のひら全体で支えるようにしてご使用ください。

樹皮や蔓細工のかご、
手提げ、アクセサリー類について

水や熱湯はできるだけお控えください。雨や水に濡れたら乾いた布で拭き取ってよく乾かしてください。また、定期的なブラッシングをおすすめします。あけび蔓、やまぶどう蔓、くるみ樹皮などは撫でることで、手の脂で素材がコーティングされ、艶が増していきます。

コラム

カビの話 〜風通しのよい環境を〜

ざるやかごなどをしばらく使わずに置いておくと、ほこりが溜まり、そこに湿気が加わるとカビの発生しやすい状態になります。また、水の溜まったところに浸しておいたり、下が湿っている場所(濡れた布巾の上、シンクの中、水切りラックの水が溜まった受け皿の上など)に放置したりすることもカビの原因となります。
万が一カビが発生した場合は、ブラッシングで取り除き、さらに濡らした布で丁寧に拭き取り、風通しのよいところでよく乾かしてください。お使いにならないときも棚や袋にしまい込むよりは、風通しの良い場所(室内)に置いて、観賞用として楽しまれるのもいいかもしれません。
通常は必要ありませんが、戸外に干す場合は梅雨時期や雨上がりなどの湿度の高い日を避け、よく晴れた日中に日陰干ししてください。早朝や夕方は湿度が高いのでおすすめしません。湿気はカビの原因に、直射日光は素材の劣化を早めます。

虫の話 〜虫のことは虫に聞け〜

自然素材の中でも特に竹は水分・糖分を含んでおり、また他の素材においても、まれに虫食いが発生することがあります。竹の場合、虫が食べることにより小さい穴から白い粉が出てきます。
どの作り手も材料となる素材の見極めには慎重を期していますし、私たち売り手も商品管理には万全を期しておりますが、それでも時として虫は出てきてしまいます。素材にもともと虫の卵が潜んでいる場合と、部屋に置いておくことでどこかから虫が寄ってくる場合とがあります。内部に潜んでいる虫は事前に発見するのが困難で、竹細工に精通した職人さんが「虫のことは虫に聞け」とおっしゃったという話があるように、未然に防ぐことは難しい状況です。また、私たちは自然素材の風合いを大切にしており、殺虫剤などを使った処理は行っておりません。
もし虫食いが発生した場合には、小さな穴や白い粉が出たと思われる箇所(わからなければ全体)に熱湯(60℃以上)をかけて熱処理することをおすすめしています。熱湯をかけたあとは、風通しのよい場所でよく乾かしてください。それでも白い粉が出続けることもまれにありますが、何度かこの作業を繰り返すうちに収まります。

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