岩手県/すず竹 弁当かご 長型 ミニ・小 2サイズ 【Bタイプ】
弁当かご / 弁当箱
5,300円(税込5,830円)
サイズ | |
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ミニサイズ / 5,830円(税込) | |
小サイズ / 6,600円(税込) |
SOLD OUT |
サイズ(外寸) / 重量
全体:約13.5x8x高さ6cm/50g
身のかご:約13x7x高さ6cm
小サイズ
全体:約17x10x高さ8cm/80g
身のかご:約16x9.5x高さ7cm
こちらのページに掲載の商品は、どのサイズ・タイプにおきましても、
ポスト投函タイプの「ネコポス」配送はお選びいただけません。
上記のサイズは弊店への入荷分総量のうち、その中間値を表示しており、あくまで目安となります。自然素材を使った手作り品のため、表記サイズから2-3cm前後するものもございます。
収納するところがお決まりの際などは、サイズに余裕を持ってご注文いただきますよう、お願いいたします。
また、ひとつひとつの形・風合い・色味も異なります。
予めご了承いただいた上で、ご注文下さい。
お取り扱いについて
ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
どの素材においても、できるだけ戸棚などにしまいこまず、風通しのよい場所で保管するようにしてください。
保管の際は、直射日光を避け、湿気の溜まらない、なるべく高い場所に置くと良いです。
雨や水に濡れたら乾いた布で拭き取り、風の通る日陰や室内でよく乾かしてください。
ほこりが溜まらないよう、たわしやブラシなどを使った定期的なブラッシングをおすすめします。

こちらはすず竹で編まれた弁当かごです。
同じ弁当かごでも作り手によって仕上がりに違いがあるため、
弊店ではAタイプとBタイプに分けてご紹介しております。
こちらのページではBタイプのかごをご紹介します。
すず竹細工の中でも中身と蓋を合わせるこのような形は、
特に製作に高度な技術が必要とされます。

伝統的な「あじろ編み」という編み方で作られたこの地域の蓋付きかご、
大きなサイズの行李(こうり)から小さなサイズの名刺入れまで、
以前は大小さまざまなサイズを編まれる方々がいらっしゃいました。
しかし、作り手の減少により、現在では作られる大きさはおおよそ限定されています。
こちらはその中でもいちばん小さい2サイズです。
その大きさから産地では「弁当かご」と呼ばれています。

この弁当かごは編み目から適度に通気するため、
おにぎりが蒸れすぎてぐしゃぐしゃになることもカラカラに乾くこともなく、
しっとりおいしいお弁当的おにぎりになります。
おかずを入れる場合は、汁気のないものがおすすめです。
小さなタッパーなどを使っておかずを入れる方もいらっしゃいます。
おにぎりの場合、ラップやホイルでくるまずに
直接かごに入れていただけます。
そのほうが本来の通気性の長所を生かすことができます。
(通勤や仕事場などで匂いや水分が気になる方はもちろん、
くるんでもご使用いただけます。)
また、お好みや状況に応じて、ワックスペーパーやクッキングシートなどを
敷いても良いと思います。
使い終ったらたわしなどで水洗いをして、よく振ったり、
タオルで拭き取るなどして水を切ってください。
油がついていなければ、洗剤を使わなくても大丈夫です。
その後、直射日光の当たらない風通しのよいところで十分に乾かしてください。

また、小物入れとしてお使いになったり、2つのかごを別々に使われるのも良いと思います。
すず竹はその竹表皮のつやつやとした光沢、柔らかく弾力性に富んでいて心地よい手触り、そして丈夫さが特徴です。
またその色味が徐々にあめ色に移り変わっていく経年変化も楽しみのひとつ。
使いこんであめ色に変化してもなお、水洗いすると表皮が艶を帯びるほど優秀な素材です。
長くお楽しみいただける手馴染みの良いかごです。
どちらかお好みのサイズをお選びくださいませ。

<岩手県鳥越のすず竹細工>
岩手県二戸郡一戸町にある鳥越地区。
すず竹細工の有名な産地として知られています。
鳥越地区に生息するすず竹は特に強くてしなやかといわれ、
この竹を使って1000年以上も前から丈夫で実用的なすず竹細工がなされてきました。
しかし、2015年頃から数年にわたって岩手県各地ですず竹が一斉に枯れるという現象が起こり、
材料である良質なすず竹を確保することが難しくなってしまった今、
すず竹細工がより貴重なものとなっています。
寿命を迎えると小さく黄色い花を咲かせた後に枯れてしまうそうで、120年に一回現れるという竹枯れの後、
若芽が竹細工に使用できる背丈になるまでには10年、20年とかかるとも言われています。
長年、すず竹細工に携わってきた作り手の皆さんにとっても経験のない事態。
しかし、伝統的な細工を絶やすまいと、山を丁寧に歩き、
通常の何十分の一の量しか取れないすず竹を使い、細工を続けてくださっています。