タイ/カチュー(水草) 整理かご 蓋付き ふっくら S・M・L 3サイズ
収納かご / 整理かご
3,900円(税込4,290円)
サイズ | |
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Sサイズ/3,900円 | |
Mサイズ/4,300円 | |
Lサイズ/4,900円 |
サイズ(外寸) / 重量
Mサイズ:約37x24x高さ16.5cm(蓋高さ9.5cm、身36x23x高さ16cm)/320g
Lサイズ:約40x27x高さ19cm(蓋高さ12cm、身39x26x高さ18.5cm)/400g
こちらのページに掲載の商品は、
ポスト投函タイプの「ネコポス」配送はお選びいただけません。
上記のサイズは弊店への入荷分総量のうち、その中間値を表示しており、あくまで目安となります。自然素材を使った手作り品のため、表記サイズから2-3cm前後するものもございます。
収納するところがお決まりの際などは、サイズに余裕を持ってご注文いただきますよう、お願いいたします。
また、ひとつひとつの形・風合い・色味も異なります。
予めご了承いただいた上で、ご注文下さい。
お取り扱いについて
ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
どの素材においても、できるだけ戸棚などにしまいこまず、風通しのよい場所で保管するようにしてください。
保管の際は、直射日光を避け、湿気の溜まらない、なるべく高い場所に置くと良いです。
雨や水に濡れたら乾いた布で拭き取り、風の通る日陰や室内でよく乾かしてください。
ほこりが溜まらないよう、たわしやブラシなどを使った定期的なブラッシングをおすすめします。

こちらはタイ語で「カチュー」と呼ばれる沼地周辺に自生する草で
編まれたかごです。
茎の部分を根から切り取り、乾燥させて平たくした状態のものを編み込んでいきます。茎は春(5月ごろ)から夏(8月ごろ)にかけて収穫されます。
大きいサイズのかごには長めの茎が必要とされるため、
少し収穫を遅らせてさらに成長するのを待ってから刈り採ることもあります。
作り手は地域により異なりますが、編む技術に長けた人が先生となり周りの人に指導しながら製作するグループや、家族3世代で編む人たちなど。
村ごとにだいたい4〜5人のグループで作られていることが多いようです。

ほとんどの方にとってかご作りは専業ではなく、稲作など農業の合間に作られることが多く、編み手は高齢世代が多いのが現状です。
若い世代の編み手が少ないながらも、今、改めてタイ国内でも、こうした自然素材製品の良さが見直され、若い人たちがかごを手に取るようになってきているとのこと。
こちらのページでは、「カチュー」製、
蓋付き、角型で側面がふっくらしたタイプの整理かご
「S、M、L」3サイズをご紹介します。
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かご側面の編み目は、日本で「あじろ編み」と呼ばれる編み方と同じです。 -
平たくした茎を交互に編み組んでいき、一枚の「ござ」ぐらいの大きさに仕上げたものを、かごの形に成形していきます。 -
水辺から伐り採ったカチューの茎は、粘土質の泥を塗り込んで3〜5日ほど天日干しされます。そうすることで、素材に粘りと湿り気を持たせて乾燥による割れを防ぐことができ、素材としての強度が増すとのこと。 -
また、かご作りの最後の工程として、かご表面全体に糊付けをします。こちらもカチューのかご作りにおいては欠かせない、丈夫なかご作りのための工程であるとのこと。 -
こちらのように、ひごの色が変色したものも時折入っていますが、自然なものとして見ていただければと思います。 -
ござ状のものをかごに成形し、縁部分は胴部分を編み上げたひごを折り返し、内側に編み込んで留めています。 -
かごの内側から見た縁部分です。 -
上からみた縁部分です。縁も薄くすっきりとした仕上がりです。 -
かごの底面裏側です。底面もきれいな長方形になっています。 -
こちらは蓋の部分です。 -
蓋はスッとスムーズに開け閉めできます。 -
それでは、サイズごとにご紹介します。 -
こちらはSサイズです。かご本体の内寸は横幅約32cm、奥行き19cm、高さ12.5cmほど。 -
側面がふっくらした形のかごです。 -
こちらはMサイズです。かご本体の内寸は横幅約35cm、奥行き23cm、高さ15.5cmほど。 -
季節外の洋服やマフラーなどの小物も、ホコリを避けて保管できます。 -
こちらはLサイズです。かご本体の内寸は横幅約38cm、奥行き25cm、高さ18cmほど。 -
アルバムなど思い出の品の整理にも良さそうです。
カチューのかご表面に塗られた糊は、形崩れを防ぎ、
日用品としてのかごの強度を増すための必要な加工であり、
いかに丈夫なかごを作るかを常に考えている作り手の方の知恵でもあります。
糊はよく乾燥させてありますが、ごくまれに肌の敏感な方が触れることで
赤みなどの反応が出ることもございます。
気になる方はかごの中に一枚布や紙を敷くなどして
ご使用になるのもよいかもしれません。

ふっくらした角型のかご、積み重ねてある姿も可愛らしく思えます。
形崩れせず、床置きでも棚に置いても使える整理かごは
さまざまなシーンで活躍することと思います。
いずれかお好みの大きさをお選びください。

<タイ・カチュー(水草)細工について>
気候でいうと、一年が雨季と乾季に分けられる熱帯気候に属するタイ。
タイの国土は象の顔に似ていると言われることがありますが、
その「鼻」部分にあたるマレー半島。
そこに位置するタイ南部は少し気候が異なり、季節により南西(太平洋方面)から、
または北東(インド洋方面)から吹く季節風(モンスーン)の影響で
他の地域に比べて雨の降る時期が長く、乾季が約2か月のみと短いのが特徴です。
「カチュー」はその高温多湿の環境にあるタイ南部の沼地に生息する草の名前で、
現地の人たちはタイ語でそのように呼んでいます。
雨量の多いタイでは洪水が起こることも多く、
そのために年によってはカチューが流されたり傷んだりして、不作となることもあります。
タイ国内外でカチューのかご需要が高まっている中、
かご作りのための材料確保は作り手の方々にとって悩ましい問題ともなっています。
こちらでご紹介する「カチュー細工」は主にマレー半島東側の
タイ湾に面したスゥラターニー、ナコーンスィータマラー、
パッターニー、ナラーティワーなどの県で作られたものです。